入れる勇気と待つ勇気。

初めてポーカー、中でもトーナメントに関しての事を書いてみようと思う。

もちろん僕なりの考えであって、間違っていることが多々ある事は勘弁して欲しい。

 

特に僕は数学的観点からポーカーを打つことはほとんどない。というか本当に計算が出来ない。いわゆる体で覚えるタイプである。それでもなんとか遊べてるので正解ではないものの大きく間違いでもないのかな。

今回はポーカープレイヤーの皆さんからすれば何をいまさらみたいに思うかも知れないが初心者さんが見てることも踏まえ、自分の復習の意味を込めて書いてみる。

  

コミュニティに入ってすぐ、こんな質問をでしたことがある。

「ボタンでKToでした。COから3bbレイズ来てるんですが、コールした方が良かったですかね?」

KToって決して強いハンドではないけど、なんか降りるのも勿体ない。かと言ってリレイズ打つにはちょっとなぁー。そう思いながら質問すると返ってくる言葉はこれだった。

 

「状況次第。」

 

いやいやいや、そんな事が聞きたいんじゃない。コールするかしないかを聞きたいんだ。するかしないかどっちか答えてくれりゃいいじゃんばかばか。当時は本気でそう思ってた。

  

本当に始めたばっかりで理解が全然なかったから、他の人が討論しているのを理解しようと自分なりに頑張った。そうこうしているうちにようやく1つの答えにたどり着いた。

 

トーナメントの大事なことはハンドランク<状況把握による適切な行動。場を制す者はトーナメントを制す。

 

いわゆるシチュエーションである。適切に状況を見極めて、言い方を変えれば周りに嫌なことを出来るやつが強い。いま自分のスタックが何BBあって、インマネまでは何人で、そのトーナメントはハイパーなのかノーマルなのか。同じハンドであっても状況により行動が大きく変わるという点だ。AAをスナップで降りることもあるサテなんかはもっと顕著だろう。

 

この考えを持つようになり色んなシチュエーションを経験し、自分がベストと思える行動を取れるようになってから結果も付いてきた。こうしてトーナメントの魅力にどっぷりハマっていった。

 

ちょうど今、これを書きながら横目に打ってたポーカーでこんなことが起こった。すんごい偶然。

 

状況は13人ITM(入賞)で自分は現在9位ぐらいの残り14人のストーンバブル(@1人飛べば入賞が確定する状況)。

テーブルチップリのSBvs自分BB

 

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相手はアンノウン。ただバブルを利用して少しスチール(相手をおろしてブラインドチップを奪う事)を多用していた。僕はバブりたくないのでコールするのが非常に嫌な状況。それっぽく言えば、いわゆるBF押し付けてくるンゴ。やめてンゴ。

 

今回相手のハンドは89sだったけど、これは27oでも押せる状況かなぁって思う。55ドルというお高いバイインだから相手の理解度も高く、しっかり入れてくる。逆に2.2ドルとかのトーナメントであれば降りてもいいとも思う。

 

今回は自分はA6o、正直めちゃくちゃ悩んだがコールして勝てた。

こういう駆け引きがあるからトーナメントは本当に面白い。

まさに状況がハンドランクを超える瞬間だと思う。

 

飛べば終わるトーナメント。バブルでチップを削られながらインマネするのを取ってもその後は当然辛くなる。逆にインマネを捨てて勝負に出て勝てばその後は楽になる。負けたら吐くけど。

 

賞金が上位に厚いトーナメントだからこそ、飛ぶことを恐れずに頑張ってチップを増やし上位を狙いたい。バブルの一部を除けば、インマネ率を落としてでも、優勝が見えてくるFTに行ける可能性を上げることが最善だと感じる。

 

表題の「入れる勇気と待つ勇気。」本当はハイパーとノーマルの戦い方の違いについて書きたかったんだけど、まぁいいかw